2020愛知県中央メーデー 動画配信中!
【2020.05.01】
新型コロナウイルス感染拡大を受け、第91回愛知県中央メーデーは集会という形を取らずにWEBでメッセージ動画を配信致します。
今年は日本で丁度100年目となる記念すべき日です。新型コロナウイルス感染症に対し、医療従事者の皆さんをはじめ、多くの働く仲間が現場で日々奮闘しています。一方では、解雇・雇止め、内定取り消しなどで苦境に立たされた働く仲間から多くの相談が寄せられるなど、私たち働く仲間に大きな難局が押し寄せています。働く者の権利を訴えるメーデーは、これまで以上に重要なものとなっています。
今回の動画は、働く皆さんすべての方々に、この難局を乗り切るための連帯のメッセージとして発信致します。また、連合本部からもメーデーのメッセージ動画が配信されています。ぜひご視聴ください。共に頑張りましょう!
■メーデー挨拶
佐々木龍也 メーデー実行委員長
■特別報告「被災地・長野復興の現状」
岩﨑恵子 連合長野副事務局長
■第91回愛知県中央メーデーアピール
豊田 弘 メーデー副実行委員長
第91回メーデー中央大会
メーデーの歴史
メーデーとは
5月1日のメーデー(May Day)は、古くからヨーロッパでは「夏の訪れを祝う日」とされ祝日とされてきました。一方で、低賃金と長時間労働に苦しめられていた米国の労働者がゼネラルストライキ(全国的な規模で行われる労働争議)を行ったのが1886年の5月1日で、彼らは翌年以降も5月1日にゼネストを実施。この動きが世界の労働組合に広まり、1890年5月1日に第1回国際メーデーが多くの国で開催されました。これが今に続く「労働者の祭典」としてのメーデーの起源となったのです。
日本では1920年5月2日に第1回メーデーが東京・上野公園で開かれました。 第二次世界大戦中は政府により開催が禁止されましたが、戦後、労働組合の活動再開とともに再び開かれるようになり、日本の労働者の地位や労働条件の向上、権利拡大をはじめ、人権・労働基本権の確立、民主主義の発展、恒久平和の希求に深く貢献し、その役割を果たしてきました。現在のメーデーは、米国の労働者が労働条件の改善を訴えたその想いを受け継ぎつつ、働く仲間とお互いをねぎらい、たたえ合いながら、家族や地域の皆さんにも楽しんでもらえる一大イベントとして世界中で愛されています。
連合愛知では、毎年、私たち働く者たちの祭典「愛知県中央メーデー」および11の地域協議会で「地協メーデー」を開催しています。メーデー会場には、連合愛知の組合員をはじめ愛知県労福協、東海労金、全労済などの関係団体、NGO・NPOといった諸団体の仲間が結集し、式典や各種イベントを行っています。
メーデーは、これまで実に100年もの歴史を積み重ねてきました。「労働者一人ひとりの力は小さくとも、大勢が団結すれば、山は動く」、これまでのメーデーの歴史が、わたしたち後輩に教えてくれている『真実』です。是非、皆さんも一度メーデーについて考えてみてはいかがでしょう。