持ち回りによるブログ投稿だが、前者に引き続き、「熊本地震」を中心とした記述としたい。
4月14日に発生した「熊本地震」、16日未明にはマグニチュード7.3の「本震」が襲い、以降、現在に至るまで震度1以上の余震は1333回(5月8日時点)頻発しており、予断を許さない状況が続いている。
改めて、一連の地震災害によって亡くなられた方々に謹んでお悔みとともに、被災され厳しい生活を強いられる皆様に対し、心からのお見舞いを申し上げる。
今回の地震の特徴は、続発している余震(連動地震)の収束する見通しが立っていないことであり、地震発生から4週間が経過しようとしている今でも、1万人を超える被災者が不自由な避難生活を余儀なくされ、夜になると車中泊で危険を回避する人々も多く存在し、避難生活の長期化が危惧される。
まさに被災者の不安はピークに達しており、精神面・体力面における疲労が蓄積する中で、一日も早く被災者が安心して暮らせる取り組みが求められる。
このような中で、連合本部は、いち早く「対策救援本部」を設置した。そして、現地に入り被災状況の調査とともに、各構成組織に対し、救援特別「緊急カンパ」の実施と地方連合会でのメーデーや街宣を通じた「街頭カンパ」に取り組むことを要請した。
また、現地への復興ボランティアを、5月4日からの第1陣派遣を皮切りに、当面、6月末までを期間とする第9陣派遣までの取り組みをスタートした。


連合宮城仙台地協 星議長

特別報告する 連合宮城仙台地協 星議長

 この「熊本地震」から10日後、連合愛知は「第87回愛知県中央メーデー」を、名古屋市内で開催した。
昨年は戦後70年の節目を迎える中でのオープニングや沖縄からの現地報告を盛り込み、戦争体験を風化させることなく平和の尊さを共有したところだが、本年は「東日本大震災」から5年が経過した中で、「震災を風化させない」をテーマに、連合宮城仙台地協より星議長・阿部事務局長を招き、現地からの特別報告をいただいた。
「被災地の復興はまだまだです!」「負けるな東北!で頑張っています」「この夏は東北だっちゃ!東北におこしください」など星議長の報告は、私たち自身が、「東日本大震災」の経験を風化させつつあることに気付かせてくれるメッセージであった。
東日本大震災から5年、私たちは再び大震災を経験することとなった。改めて、東日本大震災の教訓を生かし、被災地に寄り添い、現地のニーズを踏まえた支援が求められる。 
労働運動の原点である「助け合い・支えあい」の精神を喚起し、被災地の一日も早い復旧・復興に向けて、社会的役割を果たしていかなければならない。




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