被災地復興に必要なこと
【2014.03.11】
3.11東日本大震災、戦後最悪の災害となり発生から3年が経過しました。
震災発生時の私は、春闘のヤマ場に向け会社側と交渉の真っ最中で、身体がおかしくなったのかと錯覚するような違和感を覚えています。
警察庁の発表によると、3月10日現在の死者は15,884人、行方不明者2,633人。
今なお267,000人を超える方が避難生活を強いられています。
また、避難生活を苦にした自殺など「震災関連死」は、3,000人にも達しようとしています。
まちの復興は進まず、被災者の心は癒えず、深い悲しみの中にいます。
しかし、被災地では一人ひとりが自らを奮い起こし、復興に向け、一歩一歩確実に前進しようと懸命に歩み続けています。
日本世論調査会が3月1・2日の両日で行った全国面接世論調査では、被災地の復興が「進んでいない」「どちらかといえば進んでいない」と答えた人があわせて77%に上がることの報告がされました。
また、復興への国の取り組みについて、「大いに評価する」「ある程度評価する」と答えた人が45%、その反面否定的な人は52%と、二つに大きく分かれる結果となりました。
この結果を受け、「今、必要なこと」。
それは、私たちがこの災害を風化させることなく、被災地の声に耳を傾け、寄り添うこと。
復興のさらなる前進には、日本全体が「ひとつ」になることの大切さを改めて痛感したところです。