皆さんは「Good Job!会社の星」を観たことがあるだろうか。
NHK名古屋放送局が全国に発信する番組で、若手社員の関心事や悩み事、活躍ぶりを取り上げる番組だ。
昨年、何気なしに観たのがきっかけで、今では毎週録画して観るまでになっている。(連合にいなければ、この番組にはまることは間違いなくなかったと思う…笑)

1月の放送を紹介しよう。
海で活躍する女性を取り上げた「“海系女子”スペシャル」。
日本海で活躍する女性漁師や沼津の魚市場の女性セリ人、水難救助にあたる女性ライフセーバーなどが紹介された。
男ばかりの厳しい職場に飛び込み、失敗を繰り返しながらも、経験を積み重ね、周囲のベテラン男性から信頼を得るまでに成長していく姿に、思わず“がんばれ!!!”とエールを送りたくなった。

最も印象に残ったのは、女性初の水先人(俗に言う水先案内人)だ。
巨大な外国のコンテナ船が交通量の多い港に入港する際に、湾内で安全に着岸できるよう船長に助言する専門家である。
以前は外国航路での船長経験がないと国家試験が受けられなかったため、女性にとっては狭き門だったが、2007年の規制緩和で水先人の養成制度が新設され、船長経験者以外にも門戸が開かれたのだ。

他の船の動きを見ながら、流暢な英語で的確に船長に指示を出し、船体を傷つけないように数センチ単位で大型の船を操る目は真剣そのもの。
船長から「Good job!」と声をかけられた時の彼女の表情が和らいだ。
水先人には、船長の全幅の信頼が寄せられる。「大変だけれど、もっともっと信頼される水先人になりたい」という前向きな姿勢に感動した。

安部首相は1月23日、ダボス会議において“女性の社会進出を促す規制緩和”に強い意欲を示した。
女性が社会進出することで、職場改革や業績アップにつながる好循環がおこることを期待してやまない。

ここ最近の番組のテーマは、「女性の職場に男性進出」「叱る?叱らない?イマドキの職場事情」など。
時代を知る、若者を知るうえで、大いに参考になるかも!




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