就職支度支援金贈呈式

 連合愛知では、「連合愛知助け合い運動」を平成6年から18年間継続して実施しています。この運動は、全国で展開している連合全体の運動ではなく、愛知県共同募金会の取組みの一環として、連合愛知独自で実施しているものであります。
募金については、各労働組合の組合員から1人100円以上を目標に置き、愛知県共同募金会が実施する「年末助け合い運動期間」と同時期に組織内でカンパ金を募る運動であります。また、愛知県下11地域にある連合愛知地域協議会では、市町村社会福祉協議会と連携し、駅頭、スーパー前などで街頭募金活動にも一緒に取り組んでいます。このような運動を繰り広げ、2011年度については、約3,800万円のカンパ金が集まり、この金額を愛知県共同募金会の配分委員会・理事会・評議員会などを経て、なかなか公的支援の受けられない福祉施設などに支援をしていく事業をしています。
この事業の中に、就職支度支援金事業があり、福祉・児童施設の児童(中学生・高校生)が、就職をすることに伴い、社会の第一歩を踏み出す資金・準備金としてのお祝いで支援金を贈呈しています。本年については、3月12日にこの贈呈式を開催し、就職希望者82名の対象に対し、就職が決まっている64名の内、51名が出席し、連合愛知会長からひとりずつ手渡しにより贈呈されました。
贈呈式後には、懇談会を開催し、過去にこの就職支度金をいただいた司会者より、①どのような仕事についたのか、②お金の使い道は、③将来の夢などを中心に、無作為で選出をし、質問形式で行いました。児童からは、お金の使用用途について、「アパートの資金に使いたい」「将来のために貯金をしたい」「生活必需品を買いたい」などの応答があり、将来は、「まずは仕事を早く覚えたい」、「仕事を長く続けられるようにがんばりたい」「お世話になった方に恩返ししたい」など、現実的な夢が語られ、みなさん希望に満ちたはっきりとした口調で語る姿が、頼もしく感じました。

連合愛知は、この他にも世界寺子屋運動名古屋実行委員会と連携し、書き損じはがきキャンペーンを実施しています。この運動は、平成8年より取り組んでおり、各労働組合の組合員から年末・年始の年賀状シーズンに「書き損じたはがき」を集約して、世界寺子屋運動に贈呈し、そのはがきを換金して、世界で「読み書き」ができない国(識字率の低い国):(現在はカンボジア・ネパール・アフガニスタンの3カ国)に識字教育や就業につながる教育に支援している運動であります。
本年については、約27,000枚と金券類をあわせた126万円相当を贈呈しました。これまで、32万6千枚(1,476万円相当)を贈呈しました。これからも、連合愛知は、52万人の組織の力(組合員一人一人の善意)で、国内外を問わず、社会貢献活動を継続して取り組んでいきます。




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