労働相談から見る現在
【2012.02.20】
まだまだ寒い日が続き、朝、布団から出ることがツライのは、私も子供も同じです。毎朝、妻から「早く起きて!」と子ども共々叱られる毎日です。日本海側の農村で、屋根に積もった雪をおろすご年配の方々の苦難がニュースで最近よく報道されます。寒いから起きることがツライなんて言ってられません。お恥ずかしい限りです(苦笑)。
さて、春を待ち遠しく思うこの時期に連合では、非正規労働者や未組織の労働者を中心とした労働相談ダイヤルを毎年実施します。今年は、2月1~3日(水~金)の3日間、全国47都道府県の地方連合会が参加し、労働相談ダイヤルを一斉に実施しました。
労働相談件数としては、リ-マンショック以降、少しずつ落ち着く傾向にありましたが、期間中に愛知県だけで200件を超える相談が寄せられ、その潜在的な労働に関わる「不安や悩みをもっている、困っている」人の多さにあらためて驚きました。
相談の内容は、雇用契約や賃金の関係が多く、次いで解雇問題が・・・特に解雇問題は深刻ですが、労働相談を通じて少しでも相談者にとって、より良き方向に変わっていくことを願っているところです。また、ここ数年、「セクハラ、パワハラ」の相談が増加傾向にあることも見逃せません。少し過敏気味かな?と思われる相談から、これはヒドイ!と思う内容まで様々あります。私が入社した頃、そう、一昔前とは明らかに何かが違う。取り巻く環境?企業・組織に集う人の成り立ち?どうしてこれらの相談が増加の一途を辿る傾向にあるのか、労働相談の取り組みを進める中で考えさせられる昨今です。