陸前高田病院前の様子

私は、7月3日~9日までの7日間連合ボランティア第13次に参加しました。北は北海道、南は九州の各地方連合、各産別、327名が岩手、宮城、福島の3県に派遣され、その中で私たちは「岩手県陸前高田市米崎町脇の沢」地区でガレキ等の撤去作業と側溝の整備にあたりました。 陸前高田はこれまで連合ボランティアが入っていないところで、現地の状況も把握されていませんでした。
作業初日、現地に向かうバスの中で、見た光景は私たちがTVで見てきた以上に悲惨でした。建物は全て押し流され、車は潰れて放置、至る所ガレキの山が数十メートルになっていました。町全体が壊滅で言葉に出来ないほどの衝撃を受けました。
震災から約4ヶ月が経過する中で、大型の重機が連日復旧作業を行っていることはよく分かりますが、全く手付かずの地域もありました。また作業地域の付近には、赤色の旗が所々に立てられており、後刻ボランティアセンターで訊いてみると、旗のある場所はご遺体が見つかったところと聞かされました。これから先この街が元通りになり、住人皆様の笑顔が見られるにはまだまだ時間がかかるだろうと 実感しました。連日炎天下の中で休憩する日陰すらない過酷な条件下で5日間の作を終えました。 作業終了後、跡形もなくなってしまったこの陸前高田を含め震災でお亡くなりになられた方々へ全員で黙祷をささげました。 5日間という短い期間ではありましたが、全員無事で任務を終えることができ、それに加えてボランティアの大切さも再認識できたように思います。




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