Memorial Day -記念すべき日-
【2011.06.17】
去る6月10日は「時の記念日」でした。そして人や組織にも何かしらの記念日があり、それぞれに由来や意味があります。しかしよく考えると、暦の上で特定された記念日は回を重ね毎年巡ってきますが、そうでない記念日もあります。節目と言った方が適切なのでしょうが、当事者には「記念すべき日」であることは確かです。
実は、6月10日は労働相談センターにとっては将に「記念すべき日」となりました。その日は全国一斉労働相談の2日目でしたが、94年相談ダイヤル以降の累計総件数が1万件に達したのです。予想より2か月早い到達でした。
労働相談センターは、96年12月に常設機関として発足しました。労働相談を通じてトラブルの解決を図り、相談者の権利擁護、労働条件の改善、あるいはそのための組織化(労働組合作り)等が主要な目的です。日常的な電話相談(フリーダイヤル)や来所相談に対応する他、上にある連合本部の全国一斉労働相談にも取り組んでいます。
トラブルは当事者間で解決するのが原則です。労働相談センターでは、相談内容に応じて説明、助言・指導、支援を通じてその解決・改善に向けたお手伝いをします。近年は年間700件を超える相談が寄せられています。その多くは労働組合のない中小零細事業所の従業員の方々(家族を含む)からです。 相談先がないとか分らない方々の拠り所として、お気軽にご相談ください。相談料は無料で、相談の秘密は厳守します。
労働相談センターにとって「記念すべき日」は1つの通過点に過ぎません。今後とも連合愛知の継続的・定常的な取組みの一環として、新たな地平を目指してスタートしたところです。