キャップでこんなアートも作れます

先日ペットボトルキャップ回収業社を見学する機会がありました。そこで、ペットボトルをペレットという小さなプラスティックに加工する工程を見ました。ペレットにすることで、椅子の芯材、オフィスの床下に敷くOAフロアマット、買い物かごなどに再利用するそうです。 ごみとして捨てていたキャップがリサイクルによって生まれ変わることは、ごみ問題、また地球温暖化問題の観点からいえば大変意義あることです。
しかし、これだけではなく、そこではキャップを800個集めるごとに20円を「JCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)」に寄付をし、ポリオワクチンを世界中の子どもたちに届けていました。 地球環境にもやさしい、さらに貧しい国の子どもたちを救うことのできるこのエコキャップでありますが、回収率はわずか7%。ペットボトル本体の回収率は77.9%と高いですが、キャップの方の認知度は低いのが現状であります。
今、手にしているペットボトルのキャップ。ごみにしてしまうのと資源にしてさらに子どもの命を救う手助けとするのとでは大きな差が出ます。行政も、このキャップ運動を広く宣伝したり、コンビニなどでキャップ回収箱を確実に設置したりすることで、この運動を広めていっていただきたいと思います。また、連合愛知においても、このエコキャップ運動をさらに前進していきたいと考えています。なお、キャップ回収の際には、キャップに張ってあるシールを取っていただくと大変ありがたいそうです。加工の際には手作業でシールをはがす作業をしているそうなので、ぜひご協力をお願いします。




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