働く仲間、連合に結集を!
【2010.10.12】
連合は、労働者が結集した日本最大の労働組合団体であり、全国で680万人の仲間が集う組織。47都道府県すべてに地方連合会があり、そのひとつが連合愛知で52万人。その連合の最重要課題は「組織拡大」。つまりは、労働者の仲間を増やすことだが、組織の拡大は手段であり目的ではない。雇用の維持や労働条件の向上のために、労働組合のない企業に組合を作って、その組合が連合に加盟することで、労働者の代表としての連合の存在感を高め、労働者の社会的地位の向上や政策制度の実現を目指す。その仲間作りが私の任務。
先日、仲間作りに向け初めて「実践研修会」なるものを開催した。タイトルは「度胸!経験!対応力!トークで勝負!!」。企画した私自身に躊躇や不安もあった。訪問先の了解なしに企業を訪問するカリキュラムがある!そう「アポなし」だから・・・。研修は、産業別組織の担当者を集め、午前の第1部は講義、そして第2部は実践。この実践では、3名1グループで、任意に選定した名古屋市内の企業や上部団体未加盟の組合にアポイントなしで突然に訪問し、連合の考え方や活動を紹介しながら、「組合を作りませんか」、「連合に加盟しませんか」と・・・。
訪問に際し大半の参加者は、戦線悠々としながら名古屋市内に出掛け、夕方に本部に戻ってきた。私の想定と異なり、訪問前とはうって変わって一様に参加者の顔が明るい。訪問結果の報告によると、門前払いは稀で、大半の訪問先で紳士な応対を受けたとのこと。参加者いわく「良い経験になった!」「やってみて良かった!」などなど。私をはじめ主催者側に安堵感が漂い、今後に繋がる研修として一定の満足感を覚えた。「何事にもトライ!」「やってみなければわからない!」と、改めて感じた次第である。研修に参加いただいた皆さんと講師を引き受けていただいた大先輩に感謝しながらも、ここに留まらず、継続しながら実効をあげる「仲間作り研修」のステップアップを思う今日この頃である。