一人ひとりが できることから行動を
【2019.08.23】
世界で記録的な猛暑が続いています。6、7月の気温は史上最高となり、欧州各地で40度を超えています。
北極圏では、氷河が解け6、7月に解けた氷は2,400億トンに達しました。さらに6月以降100件を超える山火事が発生するなど、極めて異例な事態がつづいています。
1973年にグリーンランドの西海岸を植村直己さんが、犬ぞりで3,000㎞を踏破しました。現在では、コースの一部の氷が解けて流氷になり氷が安定しなくなったため、実現不可能な冒険になってしまったそうです。
進行する地球温暖化により、海抜の低い太平洋の島々では、海面上昇の脅威にさらされています。西アフリカの国々では、熱波により農産物の生産量が急激に落ち込むなど影響がでています。
日本でも昨年は、記録的な豪雨による自然災害が相次いで発生し、多くの被害をもたらしました。今年も冷夏から一転して猛暑となり、台風も連続して発生するなど予断を許しません。自然災害が発生しないことを祈るばかりです。
時々、「今日は、最高気温32度か涼しいね」と言っている自分にハッとします。
少し前までは、30度を超えたら「暑い!」と言っていたはずなのに温度感覚まで狂っています。皆さんはどうでしょうか?
確実に地球の気候はおかしくなっています。地球温暖化が進行しているのです。
今年2月に開催されたダボス会議で16歳の少女による「Our House is on Fire」で始まるスピーチが話題になりました。
彼女の言葉は、その場にいる全員を沈黙させました。「経済的な成功は、地球温暖化というとんでもない代償を伴ってきた、そして今、人類が存続できるかどうかという危機的状況にある、自分の家が火事になった時のように行動して」勝手に超短く解釈するとこんな感じです。
温暖化の進行を食い止めるためにも社会や企業に働きかけることも重要ですが、まずは私たち一人ひとりができることから行動しましょう!