誰かではなく「私たちが変えていく!」
【2017.10.12】
連合大会に出席するため東京行きの新幹線に乗る。連合愛知が10月1日に開催した女性セミナーの講師としてお招きした、新幹線の車内販売で働く齋藤泉さんのことを思い出す。齋藤さんは東京―山形・新庄間の約3時間で26万円以上を売り上げた実績を持つカリスマ販売員。パート契約で3人の子育てもされている。社内販売の仕事は、多くの乗客は乗る前に買ってきているので売れなくても仕方ないとも言えるし、また販売する商品は数が少なく、入れ替わりもほとんどないため、仕事のモチベーションを維持するのも難しい。だからこそ、齋藤さんは、今日やるべきことは何か、常に考えて、考えて、考えて、それを実行に移す。今日の天気・気温ならば売れる商品は何か、お客様の服装や持ち物を観察してそのお客様がほしいと思うものは何かなど。置かれた環境に妥協して、手を抜いた仕事は絶対にしない。強い思いを持って自分にできることを考え、ひたむきに仕事と向き合う日々を積み重ねていけるところがカリスマなのだ。
人生の多くの時間を費やす仕事だからこそ、やりがいを持って働きたいと思う女性が私の周りにも増えている。齋藤さんが教えてくださったのは、仕事のやりがいも、働きやすい職場も自分でつくっていくことができるということ。制度や法律の整備に加えて「私たちが変えていく!」という思いで行動できる女性を増やしていくことも男女平等参画推進に必要ではないでしょうか。
第48回衆議院議員選挙の期日前投票が始まっています。政治に無関心でいられても、無関係でいられる人はいません。選挙に行かなければ何も変わりません。今の政治と自分の生活を改めて見つめなおし、みなさんぜひ投票に行きましょう!
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