連合愛知にて、これまであまり経験したことのない広報活動を担当し感じることは、「伝える」ことと「伝わる」ことの違いです。相手が理解してもらえるために、どのような工夫が必要か勉強中です。
先日、連合本部の広報研修会に参加をさせて頂きましたが、その中で現在自分たちが取り組んでいる広報活動を分析する場面がありました。取り組んでいる活動がめざしている状態「知る」「分かる」「興味がわく」「参加する」「拡げていく」どれに当てはまるのかチェックをしていきます。この簡単な分析を行うだけでも、今の活動でどの部分が弱いのか、強化するためにどのような活動が必要なのかを理解できました。(チェック表を載せますので、試してみて下さい)
なぜ?組合員に伝わらないのだろう・・この課題に直面している組織も多いのではないかと思います。その“なぜ?”をそのままにするのではなく、しっかりと整理すること(紐解くこと)で目的を明確にし、やるべきこと(目標)が見えてくると思います。

広報活動は、紙ベースの物からWebやSNSを使用したもの、ラジオ・CMなど様々ありますが、各活動を単に行うのではなくどんな目的で、相手に“伝わる”のかを意識しながら、私自身も色んなものに挑戦していきます。
今期の目標として、連合愛知Facebookページ「いいね!」数を300まで増やしていきたいと考えていますので、お仲間含めぜひお願いします。
(ちなみに連合愛知青年委員会もFacebookページを開設しています)

連合愛知Facebookページ


広報活動分析表

連合愛知Facebookページ



 連合愛知の社会貢献活動のひとつで「世界寺子屋運動」への参画があります。
「世界寺子屋運動」とは、国際識字年(1990年)をきっかけに日本ユネスコ協会連盟によって始められた運動です。世界の読み書きのできない人々へ「学びの場=寺子屋」の普及をめざして活動おり、連合愛知は1997年から世界の識字率向上を図るなどの教育支援の一環としてこの活動に参画しています。
具体的には“書き損じはがきキャンペーン”に取り組んでいます。書き損じはがきキャンペーンのチラシを各企業、団体に配布して周知してもらいます。その後、各企業、団体で回収してもらったハガキを連合愛知で集約し、まとめて世界寺子屋運動名古屋実行委員会へ寄付しています。これまで連合愛知が贈呈した書き損じはがきは累計で約44万枚となっています。

Q:そもそも書き損じはがきって何?
A:住所を書き間違えてしまったり、汚れてしまったり、古くなってしまったものや、
余ったものでもう使用できないハガキのこと。
※ポストに入れていないハガキに限ります。


世界寺子屋運動名古屋実行委員会に目録を渡す土肥前会長

寺子屋で学ぶカンボジアの子供たち



 連合愛知へ派遣され早3ヶ月。福祉政策の仕事に携わることで、子ども・子育てのこと、障がい者のこと、介護のこと等、今まで知らなかった事柄に触れる機会をいただいた。少しずつだが、私自身の視野が広がりつつあることを実感している。そのことは、この間に1冊の本を手に取ったことからも推察できる。今回はその本を紹介したいと思う。

「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」(角川文庫/東田直樹)」
ステキな表紙絵と興味深い題名の文庫本に目が留まった。会話のできない重度の自閉症である著者が13歳の時にパソコンおよび文字盤ポインティングにより記した本で、知らなかったが世界的ベストセラーとなった話題作らしい。続巻も併せて購入した。第1章『言葉について~口から出てくる不思議な音~』を読み始めてすぐに「そうか。そういう気持ちなんだ…」と気づかされた。すると読み進めていくうちに、自閉症という障がいを個性として感じるようになっていった。著者東田直樹さんの魅力はもちろんのこと、本の帯に書かれたとおり「驚きに満ちた自閉の世界」に間違いなく引き込まれ、視界が拓けた。

社会はいろんな個性を持った人々で構成されている。私は身近な人々のことを知らないでいるよりは知っていたい。まずは少しでも相手のことを知ろうと寄り添う気持ちを持つことから始めようと思う。そんな風に考えさせられた本である。ぜひ、みなさんにお薦めしたい。




 連合大会に出席するため東京行きの新幹線に乗る。連合愛知が10月1日に開催した女性セミナーの講師としてお招きした、新幹線の車内販売で働く齋藤泉さんのことを思い出す。齋藤さんは東京―山形・新庄間の約3時間で26万円以上を売り上げた実績を持つカリスマ販売員。パート契約で3人の子育てもされている。社内販売の仕事は、多くの乗客は乗る前に買ってきているので売れなくても仕方ないとも言えるし、また販売する商品は数が少なく、入れ替わりもほとんどないため、仕事のモチベーションを維持するのも難しい。だからこそ、齋藤さんは、今日やるべきことは何か、常に考えて、考えて、考えて、それを実行に移す。今日の天気・気温ならば売れる商品は何か、お客様の服装や持ち物を観察してそのお客様がほしいと思うものは何かなど。置かれた環境に妥協して、手を抜いた仕事は絶対にしない。強い思いを持って自分にできることを考え、ひたむきに仕事と向き合う日々を積み重ねていけるところがカリスマなのだ。

人生の多くの時間を費やす仕事だからこそ、やりがいを持って働きたいと思う女性が私の周りにも増えている。齋藤さんが教えてくださったのは、仕事のやりがいも、働きやすい職場も自分でつくっていくことができるということ。制度や法律の整備に加えて「私たちが変えていく!」という思いで行動できる女性を増やしていくことも男女平等参画推進に必要ではないでしょうか。

第48回衆議院議員選挙の期日前投票が始まっています。政治に無関心でいられても、無関係でいられる人はいません。選挙に行かなければ何も変わりません。今の政治と自分の生活を改めて見つめなおし、みなさんぜひ投票に行きましょう!




 愛知県の最低賃金が10月1日より「871円」に改定されます。
この最低賃金はすべての労働者に適用されます。コンビニなど店頭に貼り出されているアルバイト求人広告の時給の金額を注意深く見てくださいね。もし、871円の最低賃金を下回っていれば、使用者は、法令違反で罰則をうけることになります。きっと、最低賃金を下回っている企業はブラック企業といわれても仕方がありません。最低賃金を下回る給料しかもらってない人がいましたら、連合愛知の労働相談センターへ連絡を下さい。連合愛知は労働全般(賃金未払い、有休が取れない、いじめを受けているなど)のさまざまな悩みに電話相談を受けています。
電話番号は、フリーダイヤル0120-154-052 “0120 いこうよ れんごうに”です。労働相談の関するお悩みは何でも相談ください。あわせて、労働組合づくりのお手伝いもしています。



 連合愛知では、本年度から2年間にわたり愛知県各地域において、地協主体の「地協タウンミーティング」を開催している。2017年度は既に知多・尾張中・三河東地協において開催し、今後は9月7日(木)に豊橋地協、9月9日(土)に尾張東地協にてそれぞれ開催する。また、2018年度は、名古屋・尾張南・尾張西・豊田・三河西地協においても開催を予定している。(三河中地協は2015年度に先行して実施)
連合愛知は、連合本部が2010年に提言した「働くことを軸とする安心社会に向けて」を受け、2012年から2016年に5回にわたって「連合愛知タウンミーティング」を開催してきた。今回の「地協タウンミーティング」は、この「連合愛知タウンミーティング」を県内各地域に広げ、連合がめざす社会像や連合の求める政策を広く地域に発信していくといった考えのもとで始めた取り組みである。
「地協タウンミーティング」では、この発信する方法として対話を重視した内容を地協ごとに工夫して企画している。例えば、基調講演に続いて参加者とともに考えるパネルディスカッションを行ったり、「○○と考える人は配布資料を掲げてください」と参加者の実態を全体で確認する機会を設けたりするなど、地域が抱える課題を参加者と一緒になって考えることを大切にしている。
連合の考えを発信する取り組みについては、連合愛知としても地協と連携して普段から月1回の街頭宣伝行動を実施している。しかし、マイクを通して連合の考えを広く訴え、政策をまとめたチラシを配布するなどして、こちらが伝えていきたい思いを県民に伝えることの難しさは、街宣行動に関わったことがある人は誰もが感じたことがあるはずである。だからこそ街宣行動は多くの組合員や政策推進議員の協力のもと県内各地域において継続的に実施している。
「地協タウンミーティング」は地協役員の方々に協力を得ながら、本年度から新たな試みとして始まったものであり、街宣行動のように短期間に何度も実施できるものではない。しかし、日頃の街宣行動をはじめとした継続した活動に加えて、連合のめざす社会像に対する理解とそのために私たちが果たす役割を県民と共に考えることは、今後、連合愛知が社会に運動を発信する上で意義ある取り組みの第一歩であると考える。
連合愛知組合員のみなさんには、ぜひこの「地協タウンミーティング」に参加し、共に連合のめざす社会像について考えていただきたい。また、参加していただく際には、その地域に関わる一般の方にも声をかけていただきたい。そして、私たちが暮らし、働いている地域のこれからについてみなさんで考える「地協タウンミーティング」を共につくっていきましょう。



気分爽快!?

 暦の上では、秋。この夏をふり返ると、蒸し暑く雨も多く夏らしさを感じられない。梅雨明けはしたものの、はっきりしない天候が続いている。この時期に、折りたたみ傘が手放せないのは何だかおかしい・・・・・。

東京では40年ぶりとなる長雨を記録し、各地では日照不足が深刻となっている。第一生命経済研究所によると、日照時間は経済との密接な関係があるとし、夏場の日照時間が1割減ると個人消費が0.4%減ると言う。この夏の日照不足の影響で、エアコンなどの家電や、飲料などの売り上げが落ちているほか、レジャー業界などでも消費が落ち込み、経済損失は8月前半の2週間だけで2,400億円と試算される。このままの状況が続くと、損失額はおよそ4,800億円にまで膨らむという。長雨による日照不足などがもたらす、日本経済への悪影響、また農作物への影響も懸念される。

このような中、8月4日~13日の10日間においてイギリス・ロンドンでは「世界陸上競技選手権」が開かれ、連日熱戦が繰り広げられた。日本選手の各種目での活躍に大きな拍手を送りたい。
日本のお家芸とされたマラソンが、このところの大会では男女ともに悔しい思いをさせられている。しかし、男子50km競歩では、2・3位フィニッシュ、そして5位と日本勢全員入賞の快挙を成し遂げた。2大会連続のメダル獲得で、新たなお家芸とも言える結果となった。また、男子4×100mリレーも忘れられない。アンカー勝負となり、ボルト選手の途中棄権もあったがリオデジャネイロ五輪に続くメダルを獲得した。ひとつのバトンを4人が見事なパスワーク(アンダーハンドパス)により流れるようにつながっていった。
はっきりしない天候(我がドラゴンズの相変わらずの低迷さ (。・・。) )などにより、すっきりとしない気分が続く中、感動と興奮することができたことに感謝。気分爽快!?

連合愛知に派遣され5年が経過しようとしている。この5年の中で、同時期に派遣された仲間など一人また一人と出身組合や職場に戻っていく。淋しさはあるが「働くことを軸とする安心社会」の実現を果たすため、今後とも見事なパスワーク、チームワークにより歩み続けなければならない。



 今期も残すところ2ヵ月余りとなり10月30日の第29回定期大会では、基軸大会として向こう2年間となる2018~2019年度活動方針(案)を決定するとともに、新たな役員体制を確立する。
現在、8月の機関会議にむけて議案作成の段階であるが、活動の基調として、2019年の連合愛知結成30年を見据え、これまでの歩みを止めることなく次代の飛躍へと確実につないでいく2年間とし、具体的には、働く者を代表する組織として社会に目をむけ、その力をさらに発揮する期間と位置付け、運動体としての組織基盤の強化にむけて構成組織・地協との一層のコミュニケーションを通じた相互信頼の醸成とともに、組織内外への発信力の強化と共感を得られる活動を展開し、『働くことを軸とする安心社会』を実現する流れを加速させることとしている。
その意味において、1つには働く者を代表する組織としての役割と責任発揮が求められおり、2020年までに10万人の組織拡大をめざす「第7次組織拡大中期計画」に基づく仲間づくりを着実に進めることとし、引き続き、組織の最重要課題として常に活動の延長線上には組織拡大があることを念頭に置いた活動を進めていかなければならない。今年度の7月末までの組織拡大実績は11,385名で、1万5千人の単年度目標に対する達成率は76%と、ここ数年の中では高い達成率となっており、この流れを止めることなく県下に集団的労使関係を構築していきたい。
2つには、組織基盤の強化にむけた構成組織と連合愛知との信頼関係の醸成は不可欠であり、丁寧な組織運営に努めることは勿論だが、活動を支える運動体であるそれぞれの組織が、組合員との接点である職場活動を重視し、自らの活動と存在を見つめ、役員はもとより職場組合員に至るまでより多くの仲間の参加・参画を促すとともに、支え合う職場・地域づくりを進めていかなければならない。連合愛知としても、先般6月に実施した「組合員意識実態調査(Webアンケート)」に基づく結果も踏まえ、常に組合員意識や組合員からの評価、自らの活動を見つめながら求心力ある活動を追い求めていきたい。
3つには、連合の姿や活動が見え、取り組みが理解されるためには組織内外に対する発信力の強化は何より重要であり、連合愛知の認知度向上にむけても、内にあっては会議・集会等を通じた報告や活動紹介をはじめ、直接組合員に情報が届く取り組みの充実を図るとともに、外にあっては、定期的な街頭宣伝行動を展開し、世論喚起を図り社会的うねりを呼び起こさなければならない。とりわけ、マスコミを通じた報道や記事掲載は大きな影響力があり、プレスリリースや取材対応なども更に工夫していきたい。
あわせて、ホームページとともに若年層世代にむけ、Facebook・Twitterなど連合愛知としてもSNSを活用した効果的な情報発信を行っていきたい。
改めて、連合結成の原点に立ち返り、「労働組合というセーフティーネットの傘の外に置かれている労働者に手を差し延べ、すべての働く者の幸せをめざす運動の砦となる」とともに、「社会の不条理に立ち向かい、職場や地域で働く労働者の頼りになる存在となる」ことをめざす2年間としたい。



 早いもので、もう7月になりました。時が経つのは早く感じるようになったのは、加齢による影響が大きいのかも知れないと、感じる今日この頃です。
さて、今年は1月20日から第193回通常国会が召集され、6月18日までの150日間で開催されました。
今国会の主な争点は、予算の成立、テロ等準備罪(共謀罪)、働き方改革関連法案、天皇陛下のご譲位に関する法律などでありましたが、森友学園に国有地の不適切な売却や、獣医学部の新規開設をめぐる加計学園の問題に、政治家の関与が疑われ、そのことに多くの時間が費やされ、私たちの生活に関わる大切な問題の審議時間は不十分であったことに加え、委員会での採決を行うことなく本会議において中間報告を行い強行裁決と言う最も民主的ではない決着となってしまいました。
私たち生活者は、将来の備えと日々の生活を送るため懸命に働いている今、都合が悪くなると民主主義を無視して強制的に幕引きをするような政権与党に将来を委ねることなど到底できるものではありません。
あらためて、私たち一人ひとりが真剣に行動を起こす時が来ていると言えるのではないでしょうか。
ただ、一人ひとりに安心して暮らすための願望や夢があっても、そこに信念がない限り行動を起こすことはできないと思います。
私たちは、単に議員の数を増やすのではなく、私たちがめざす社会像を思想として共有する政治家や、将来に責任を持って勤労者・納税者に目を向けて活動する政治家を増やさなければ、数だけの政権与党と対峙することはできません。そのために私たち一人ひとりが信念を持ち、投票する権利を放棄することなく確実に行使することや、身近な家族や友人と政治について話すなどの地道な活動で、政治家を支える仲間づくりを進めることが最も重要ではないでしょうか。
今後、必ず衆議院選挙は施行されます。また、国会議員を支える地方議員を決める統一地方選挙も施行されます。政治は誰がやっても同じではありません。
やってほしい人を選ばなければ何も変えることができないと、これまで以上に強く感じています。信念を持って今後も取り組んで参ります。



 連合愛知に派遣され、4期目(7年8ヵ月)を経て、私にとっては、11回目のブログ掲載となります。
今回は、もっとも私が書きたいテーマ「人材育成(人材教育)」について思いも含め綴ってみたいと思います。
私自身についてお話しすると、労働組合の専従役員となって15年になります。 今思えば、あっという間の気がしますが、当時は(実際は今もですが)試行錯誤の連続でありました。 「組合の役割は何なのか」「何をどうすればいいのか」などなど、いつも自問自答する日々でした。 現時点では、組合役員にもっとも必要な能力は、「人を巻き込む力(吸引力)」ではないかと思うようになってきました。 どんなに素晴らしく、優れた人でも一人でやること・やれることには限界があります。 組織の実力は、そのリーダーの器で決まるとかその器以上には大きくならないと一般的に言われます。 私自身もその通りだと思いますが、必ずしもリーダーの力だけで組織の力は、はかれないのではとも思っています。 そのリーダーの周りに集う方々も含めた総合的な力が重要である思います。

話しが脱線してきたのでここで連合愛知においての人材育成についてお話ししていきたいと思います。
現在、連合愛知では、人材育成を重要な柱の1つとして取り組みを進めています。「ユニオントレーニング」と称した人材教育の研修コースを4年前から開講しており、アドバンスコース(中小労組の新任役員を対象)をこれまで4年間継続して実施してきました。 修了生は64名で、現在18名が8月の修了式に向け現在頑張っています。 また今年からリーダーズコース(産別、単組に三役を対象)も開講し、リーダーとしての心構え等を中心に15名が7月の修了式に向けて頑張っています。
人材育成には終わりはありません。 この2つの研修コースから次世代を担う組合役員が一人でも多く生まれることを心から願うばかりであります。
以上、つらつらと書き綴りましたが、私自身も日々努力を怠らず、自分自身の人材育成を図っていきながら着実に一歩ずつ前進してまいりたいと思っていますので、よろしくお願いします。





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