被災地に寄り添った支援が求められる
【2016.05.16】
持ち回りによるブログ投稿だが、前者に引き続き、「熊本地震」を中心とした記述としたい。
4月14日に発生した「熊本地震」、16日未明にはマグニチュード7.3の「本震」が襲い、以降、現在に至るまで震度1以上の余震は1333回(5月8日時点)頻発しており、予断を許さない状況が続いている。
改めて、一連の地震災害によって亡くなられた方々に謹んでお悔みとともに、被災され厳しい生活を強いられる皆様に対し、心からのお見舞いを申し上げる。
今回の地震の特徴は、続発している余震(連動地震)の収束する見通しが立っていないことであり、地震発生から4週間が経過しようとしている今でも、1万人を超える被災者が不自由な避難生活を余儀なくされ、夜になると車中泊で危険を回避する人々も多く存在し、避難生活の長期化が危惧される。
まさに被災者の不安はピークに達しており、精神面・体力面における疲労が蓄積する中で、一日も早く被災者が安心して暮らせる取り組みが求められる。
このような中で、連合本部は、いち早く「対策救援本部」を設置した。そして、現地に入り被災状況の調査とともに、各構成組織に対し、救援特別「緊急カンパ」の実施と地方連合会でのメーデーや街宣を通じた「街頭カンパ」に取り組むことを要請した。
また、現地への復興ボランティアを、5月4日からの第1陣派遣を皮切りに、当面、6月末までを期間とする第9陣派遣までの取り組みをスタートした。
この「熊本地震」から10日後、連合愛知は「第87回愛知県中央メーデー」を、名古屋市内で開催した。
昨年は戦後70年の節目を迎える中でのオープニングや沖縄からの現地報告を盛り込み、戦争体験を風化させることなく平和の尊さを共有したところだが、本年は「東日本大震災」から5年が経過した中で、「震災を風化させない」をテーマに、連合宮城仙台地協より星議長・阿部事務局長を招き、現地からの特別報告をいただいた。
「被災地の復興はまだまだです!」「負けるな東北!で頑張っています」「この夏は東北だっちゃ!東北におこしください」など星議長の報告は、私たち自身が、「東日本大震災」の経験を風化させつつあることに気付かせてくれるメッセージであった。
東日本大震災から5年、私たちは再び大震災を経験することとなった。改めて、東日本大震災の教訓を生かし、被災地に寄り添い、現地のニーズを踏まえた支援が求められる。
労働運動の原点である「助け合い・支えあい」の精神を喚起し、被災地の一日も早い復旧・復興に向けて、社会的役割を果たしていかなければならない。
自然災害の脅威
【2016.05.09】
4月14日、熊本地域を中心に地震が発生し、その後16日は本震とされる地震が起こり今なお余震が続いています。
この地震により、尊い命を亡くされた方、また被害に遭われた方々に心からのお悔みとお見舞いを申し上げます。
私たちは自然の大きな力に、人間としてなすべきことができないままに、脅威の現実に遭遇してしまうことを、5年前の東日本大震災等で経験をしました。今、被災地の皆さんがこの現実を受け入れなければならないお気持ち、察するに余りあるものがあります。
一日も早く地震が終息して欲しいと心の底から念ずるものであります。そして、政府・政党や経済界や連合等が一体となって、被災地の皆さんのあらゆる面での復旧・復興に向けた取り組み展開しなければなりません。
連合愛知としても、被災地の復旧・復興に向けた取り組みに加盟構成組織や地協の協力をお願いするものであります。
この余震が続く地震により、私も苦い思い出の記憶が蘇りました。
まだ、小学校中学年の時です。松代群発地震という地震が昭和40年8月3日から5年以上続き、体に感じる地震は延べ6万回を超すものでありました。被害は最小限におさまりましたが、地震ノイローゼとなる人まででました。
震源地は、松代市(現長野市松代)皆神山(みなかみやま)でありました。私は更埴市(現千曲市)に住んでいましたが、当時は学校の授業中には机の下に潜り込み、家では大きな地震が来れば家から飛び出した記憶があります。
余談になりますが、この時に、子供にとって怖いものに「地震・雷・火事・親父」という言葉を知りました。そして、更なる余談になりますが、この皆神山の地下には戦時中に皇居や大本営を移す計画があり、また、この松代地区は武田信玄と上杉謙信の川中島合戦の近くにもなります。
風化させてはならない5年前の東日本大震災や御嶽山噴火など。自然災害はいつ起こるかわかりません。もしもの時に備えていただくために、防災・減災について家族や職場で話し合っていただくことをお願いします。
10回目のブログ!!
【2016.05.05】
連合愛知に派遣され、4期目(6年6ヵ月)を経て、私にとっては、10回目のブログ掲載となりました。今回は、昨年の12月から展開している「クラシノソコアゲ応援団!2016連合キャンペーン」について記載していきたいと思っています。このキャンペーンは、働く者、生活者の立場から社会的な対抗軸を構築していくことが目的です。ただし、これまでキャンペーンと大きく異なるところがあります。
如何に連合の関係者のみならず多くの方々を巻き込んでキャンペーンを展開できるかが鍵になります。そのためにも今回初めての取り組みを試行錯誤のなかで進めています。
1つ目の試行錯誤は、街頭での訴求にくわえて、街角でのアンケート活動です。具体的には、大須商店街のなかで1チーム4名程度のグループ10組で、通行する方々に足をとめていただきヒアリングを行い、ボードにシールを貼ってもらう取り組みです。わたしも実際に「暮らし苦しくなっていませんか?」「仕事、きちんと報われていますか?」「老後や子育て、不安ありませんか?」「いまの政策、働く人が主役ですか?」の4つの質問をなげかけました。今回は、約260名の方々にご協力いただきましたが、働く方々や生活している方々の状況は、大変厳しくなっていることが肌感覚で実感できました。
2つ目の試行錯誤は、「クラシノソコアゲ応援団」の特別団員・団員の募集活動です。とくに特別団員には、著名人をはじめとした社会的に影響力・発信力のある方々にも趣旨に賛同いただき、キャンペーン活動や社会への発信を支援いただきたいと思っています。現在では、愛知県知事をはじめ市長やご当地アイドルユニットのグループにも賛同いただいています。今後も多くの方の賛同いただけるように取り組んでいきたいと思っています。(詳しくは、クラシノソコアゲ応援団WEBサイトに掲載していますので一度閲覧していたければ幸いです。)
3つ目の試行錯誤は、現在まさに企画し、調整を行っている最中ですが、若者(大学生等)と連携した取り組みを是非やってみたいし、このブログで紹介できたらと思っています。
以上、つらつらと書き綴りましたが、今後も幅広い方々と連携を図り、この「クラシノソコアゲ応援団!」を盛り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
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