今年の夏も暑い日が続いています。旧盆を過ぎれば熱さも和らいできます。確かに朝夕は過ごしやすくなっていると感じています。

今年は、戦後70年、日航機墜落事故から30年、阪神淡路大震災から20年と、私たちが忘れてはならない出来事の節目を迎える年になりました。
また、真夏の楽しみである高校野球は100年を迎え、高校球児の全力のプレーに感動された方も多いと思います。
開会式の選手宣誓は、京都府立鳥羽高校野球部主将梅谷君が行い、その宣誓の中に「この100年、日本は激動と困難を乗り越えて、本日の平和を成し遂げました。この節目の年に、聖地甲子園で野球ができることを誇りに思い(中略)すべての方々に感謝して(中略)次の100年を担う者として、8月6日の意味を深く胸に刻み、甲子園で躍動することを誓います。」との素晴らしい内容でした。

戦争・事故・自然災害で尊い命をなくした方々は、これからの人生の希望や夢を持ちながら、その挑戦さえ許されませんでした。

私は、この暑い夏を迎える時に考えていることは、「すべての人にあたえられた人生は一度だけであり、その人生をいかに生きるか。あたえられた人生を自ら投げ出すことはあってはならないし、ましては人の人生を奪うことは絶対に許されない。」こんなことを考えます。


私は、戦争の経験のない世代であります。また、幸運にも大きな事故や災害にも遭っていません。そのためか世の中の出来事を時として心の中では他人事であるとの感情が生まれてしまうことがあります。

人は誰しも時として過去の出来事を忘れたいこともあるでしょう。しかし、過去の出来事をきちんと次の世代に繋げ、同じ過ちを繰り返し起こしてはてはなりません。そのために、今の時代を生きている者として、何ができるかを考え行動していくことが大切と思います。

そして、私たちの目指す「働くことを軸とする安心社会」築くために、歩みを止めることなく取り組んで行きたいと考えます。





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