いよいよ決戦の日を迎える、第18回統一地方選挙。
地域の代表者を決めることから各選挙の中でも、とくに身近に感じられる選挙ではないでしょうか。
4年前を振り返ると、議会解散の是非を問う住民投票が過半数となったことから従来より1カ月早く執行された名古屋市会議員選挙、国政での民主党に対する不信が地方にも大きく影響を及ぼすなかでの地域政党の躍進、そして東日本大震災の発生――などが思い起こされます。

今回の選挙も民主党にとっては、信頼回復・再生にむけ道半ばでの戦いであり厳しさに変わりはありません。
ただ、4年前の状況とは変わってきていると感じられます。

連合愛知は、第18回統一地方選挙にむけ推薦・支持候補者として、愛知県会36名、名古屋市会18名、一般市会60名、一般町会8名の122名(15.3.15現在)を決定しました。
また、連合東海ブロックとして隣接する岐阜・三重・静岡・長野県での県会議員57名を推薦決定しました。
すべての働く者・生活者の代表者として、推薦候補者全員の当選をなんとしても果たし、地方議会での発言力を高め、地域の切実な声を国政へと反映させるためにも極めて重要な選挙戦となります。

しかし一方で、投票率の低下が懸念されます。
ここ最近執行された選挙においても、「戦後最低」「過去2番目」などと投票率が表現されています。
とくに、20歳代の若者の選挙離れや政治に対する無関心が問題視されています。
連合愛知が昨年7月にまとめた組合員意識実態調査報告書からも同様に、20歳台で投票に行かなったとする回答が多く示されました。
このことから、昨年11月11日に県選挙管理委員会に投票率向上にむけ、啓発活動や投票しやすい環境づくりなど申し入れを行いました。
県選挙管理委員会も同様に危機感を募らすなか、国や各自治体選挙管理委員会と連携し、小・中・高校において講義や模擬投票などを行う「選挙出前トーク」や大学との連携をはかるなど地道に活動が展開されています。

このような中、国会では18歳から選挙権が持てるように公職選挙法の改正案が提出されました。
70年ぶりの大改革となります。
個人的な見解ですが、低投票率の現状において、この改正案が投票率向上に繋がるなど抜本的な改革となるとは到底考えられません。
国会運営、そして「政治と金」大改革が必要なことは他に山積しているのではないでしょうか。

無関心ではいられません。
私たちの労働環境や生活を向上・改善するためには、「政治」との関わりは深く、政治への参画としてその意思表示ができる「投票行動」、そして「大切な1票」であることを強く受け止め、棄権することなく選挙権を行使しなければなりません。
「第18回統一地方選挙、みんなで投票に行こう!!」





8回目のブログ!!

連合愛知に派遣され、3期目の5年5ヵ月が経ち、私にとっては、8回目のブログ掲載となりました。
これまでのブログでは、これまでの経験やこれからの抱負などを綴ってきましたが、先回の6・7回目のブログでは、“これからの私たちの将来はどうなっていくのか?”について私の個人的な見解も含め綴ってきました。
今回8回目のブログについては、わたしが住んでいる愛知県について綴っていきたいと思います。

愛知県は、「2027年度開通を目指すリニア新幹線」「国産初のジェット旅客機(MRJ)」「世界初の水素自動車(FCV)」など日本の未来をつくるこれからのプロジェクトがスタートしています。
そのなかで特に言及したいのが、「2027年度開通をめざすリニア新幹線」についてであります。
名古屋・東京間が40分でつながる夢の超高速乗り物でありますが、このことが愛知にどのような影響をもたらすかに関心があります。
リニア開通後、移動時間が大幅に短縮することで、距離の意識が間違いなく薄くなります。

例えば、名古屋からみれば、東京に40分で行けるわけで、出張などは充分日帰りができる時間(現在も可能ですが・・・)であり、さらに言うと通勤までできる時間であります。
今の意識では、名古屋から東京に通勤するとは、考えにくいのですが、そういうことが起こる可能性は充分あります。
また、海外から来た旅行者・観光客が、中部国際空港からミュースカイ(40分)で名古屋駅に着き、名古屋駅周辺で買い物や観光(名古屋城・大須など)したのち、東京に移動することが想定できることです。
消費の観点や地域の活性化からすると決して好ましいことではなく、これ以上の東京一極集中は止めなければなりません。

現在、愛知県・名古屋市の行政とJR東海・名鉄などの企業がプロジェクトにて議論を始めていると聞いていますが、私自身もその動向に注視していきたいと思っています。
次回のブログでは、「国産初のジェット旅客機(MRJ)」「世界初の水素自動車(FCV)」などについても綴っていきたいと思っています。
それではまた。






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