連合愛知は、労働問題を含めた雇用・労働環境の改善に向けて取り組みの一つとして、愛知県経営者協会との「愛知労使懇談会」の定例開催(2回/年)、労使共同事業「高校生のための出前講座」および「愛知労使共同研究」等を取り組んでいます。

今回は、その中の「愛知労使共同研究」についてお話したいと思います。

連合愛知と愛知県経営者協会は、当地域の発展と勤労者福祉の向上のために、1995年度より時宜に応じたテーマを選定し、「愛知労使共同研究」に取り組んできました。

2012年度から今年度の3年間をかけて、『女性活躍推進へ向けた取組み』をテーマに共同研究を進めてきました。
2012年度には、『女性がいきいきと働くことができ、企業・職場の活性化に資する』ことを目指し、女性社員の活躍推進へ向けた環境整備の現状や意識等を把握するため、企業・労働組合・組合員を対象として実態調査(アンケート)を行いました。 
2013年度は、その結果をもとにとりまとめた「女性活躍推進に関する取り組み実態調査報告書」を発行しました。
加えて、調査結果から浮かび上がった課題解決にむけ、連合愛知と愛知県経営者協会の連名で、「女性活躍応援宣言」を採択し、愛知県労使の活動において取り組みを推進していくことを確認しました。

そして、今年度は、仕事と育児の両立支援に向けた環境整備の充実を行政に働きかけることにしました。
そこで、育児休業中の社員を対象としたアンケート調査(愛経協会員企業113名)、育児休業から復帰した社員との座談会(連合愛知 組合員13名)を実施しました。
企業労使では、育児休業制度や短時間勤務制度等の導入など、さまざまな対策を労使一体となって講じてはいるものの、子育てに関わる施設の整備・運用や地域間における格差など、労使では解決できない課題がいまだ山積していることが改めて認識できました。

働く者のニーズに沿った環境を整備することにより、働く女性は仕事と育児の両立に関する様々な不安を解消でき、安心して経済・社会活動に参画していくことが可能なるものと考えております。
アンケートと座談会の内容をとりまとめ、仕事と育児の両立支援に向けた環境整備(保育所など)に関する要望書を作成し、愛知県をはじめとする行政機関へ提出いたします。

今後も連合愛知は、政策実現に向けて、様々の取り組みを進めていきます。
是非とも、みなさんの声を聞かせて下さい、とともに安心して暮らせる地域づくりを目指していきましょう。



新年あけまして、おめでとうございます。
昨年末に突然の解散により実施された第47回衆議院議員選挙では、連合愛知構成組織のみなさんと共に、働くものを犠牲にした経済成長という名の「安倍政権の暴走」を阻止するため、全力で闘いました。
全国に比して愛知は議席数では躍進との結果を出すことができましたが、春の統一地方選挙、次期参議院選挙に向け、お互いに政治活動や選挙運動について振り返ることが必要だと思います。本当にお疲れ様でした。

さて、政府は2015税制改正大綱を昨年12月30日に決定しました。
愛煙家のみなさんではご存知の方もお見えになると思いますが、わかば・エコーなど6銘柄のたばこの値上げが実施されるそうです。
対象となるのは、わかば・エコー・ゴールデンバット・しんせい・うるま・ヴァイオレットの6銘柄。
いわゆる、旧3級品たばこで、これらはたばこ税の軽減措置があったわけですが、今後段階的に軽減措置が廃止されることとなったようです。

Q.そもそも・・・なぜ?たばこ税が軽減されていたのか?

たばこ税は、酒税と同様にぜいたく品への課税=「ぜいたく税」
“わかば”などのたばこは、旧3級品で普通のたばこより品質が落ちる。
つまり、お酒でいえば“ビール・発泡酒・第3のビール”の税率が違うように、品質が低いものは“ぜ いたく”とは言えない。という考え方である。

Q.では、なぜ?税率が高くなるのか?

これは、たばこ税の目的の変化にある。
2010年、当時の鳩山首相が「健康目的のために、喫煙者を減らす!」と発言したことが発端だ。
たばこ税は「ぜいたく税」から、健康を損なう恐れのあるもの=「罪悪税」と解釈されるようになっ たのだ。
なんということだ!
納税していると威張っていたが、実は悪いことをするから罰金を払っていたのか・・・

健康増進のためには、必要かもしれないが、アベノミクスの失策による、消費増税の延期は、3級品でつつましくたばこを吸っていた愛煙家に大きなしわ寄せをくらわしたことになりそう。





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