名古屋では、桜の花もあっと言う間に散り、4月も終わろうとしています。
新社会人の方や新しい業務に就いた方、またそれを迎えた方々など、少し新しい環境に慣れてきた時期かと思います。

さて、連合愛知は4月19日土曜日の夕方、世界3大サーカスと言われる「木下大サーカス」の貸切公演を開催しました。
多くの組合員の皆様から応募をいただき、抽選の結果、約1,700名の参加をいただきました。
指定席のみの希望で抽選の結果当選とならなかった方には、大変申し訳ありませんでした。

当日は、開場予定時刻より1時間以上も前から多くの方が並んでいただき、連合愛知マスコットキャラクター「ここあ」を登場させてお出迎えし、入場前からお子様を中心にサーカスへの期待に盛り上がっていました。

木下サーカススタッフの誘導でみなさんが入場して、ステージ上で土肥会長より挨拶を行い、いよいよサーカスのプログラムがスタートしました。
客席の目の前で行われる大きな猛獣のショーや、息を呑むアクロバット、ゆかいなピエロの演技など、大人も子供も大きな歓声をあげたり、大声で笑ったり、あっという間に2時間の公演が終わってしまったという感じでした。
参加者が笑顔で元気よくお帰りになり、担当して良かったと、心から嬉しく思いました。

規模の違いはありますが、連合愛知だけでなく、各労働組合や構成組織、関連団体がこの笑顔を見たくて、いろんな行事やレクリエーションを展開しています。
参加者の笑顔は、大人はリフレッシュして日々の仕事や生活への活力となり、子供はテレビやパソコンの画面で見るものとは違った本物を見ることで好奇心や想像力が豊かになることでしょう。

また、楽しい企画と同時に、連合愛知は、4月26日(土)に「第85回愛知県中央メーデー」や、5月には「STOP THE 格差社会!暮らしの底上げ実現 全国結集集会」など、労働者保護ルールの改悪阻止の世論の喚起など、すべての働く人たちが豊かな生活ができるように、社会的なうねりをつくる運動も開催します。

多くの組合員とその家族の方が集まって行動し、何を誰のために行っているかを知ってもらうことが大切ですので、組合の役員の方だけに任せることなく、レクと同じ感覚で構わないので、みなさんの積極的な参加をお待ちしています。



今年(2014年)の新入社員のタイプが、公益財団法人・日本生産性本部より発表された。

具体的には『自動ブレーキ型』で、理由は「知識豊富で敏感。就職活動も手堅く進め、そこそこの内定を得ると壁にぶつかる前に活動を終了。
人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬力不足との声も。
どんな環境でも自在に運転できるようになるには高感度センサーを活用した開発(指導・育成)が必要」とのことである。
ちなみに2013年は『ロボット掃除機型』であったが、毎年のように時代の流行によって名付けられている傾向があり、当たっているとの評価の声がある一方で、働く前から決め付けやレッテル貼りである、との批判の声もある。

また、新入社員に対してここ数年共通する期待は、「リスクを恐れず前向きに挑戦し、失敗から学ぶ経験を積んでほしい」との声であり、内へ内へと萎縮することなくパワーを発揮し、困難に立ち向かい外に向かってチャレンジしてほしい、とのエールだと思う。

その意味では、いつの時代もまずは率先して“あいさつ”を行うことが肝要であり、人と人との繋がり(ネットワーク)が、将来に亘る大きな財産になるとともに、他人の痛みを自分の痛みとして捉えられることが、人として成長する意味において、とても重要なことだと認識している。

某バンクのTVコマーシャルの中で社会人にとって大切なのは、「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)だと言っているが、働く者にとっては、何より働き甲斐が大切であり、
①会社への信頼、
②仕事に誇り(責任)、
③仲間(職場)の連帯感

―の3要素が満たされていてこそ「働き甲斐のある会社」と言え、更にこの3要素を高めるマネージメントが求められている。

この4月多くの新社会人が職業生活をスタートしたが、前年度(2013年4月1日)の大学生の就職率は93.9%であった。
現在発表されている今春の大学生の就職内定率(2014年2月1日現在)は82.9%で、前年同期を1.2ポイント上回り3年連続で改善が図られている。

しかし、2月時点で内定を得ていない大学生は推計で約7万3000人となっており、5月中旬には4月1日の就職率が発表されるが、未就職のまま4月を迎えた新卒者は、けっして少なくはないものと推察できる。
引き続き、行政機関・学校・企業等が連携を強化した未就職者に対する若者応援・就職支援策の取り組み継続が求められる。



過日、名古屋市内のフォトサロンで、私が産別本部で組合活動に取り組んでいた時に、大変お世話になった先輩が個展を開催されました。
先輩の作品を目にした時、その素晴らしさに圧倒されました。
作品は、自然の作り出す色彩や四季折々の情景を、フィルム撮影に拘り作り上げたもので、正しく、一枚の写真に自然の色彩や情景を作り出したものでありました。

実は、先輩は60歳頃に病気を患い療養中に、ある写真店を通りかかった時に「俺のやることはこれだ!」と閃き、それから個展を開催されるほどまでになったそうです。
その時に気づき自分の足で歩き始め努力されたたことで、今日がおありになるのだと思いました。
今は、ご夫婦仲良く写真を撮られることもあるそうです。

さて、このブログが読まれる頃は4月になっています。
4月は、入園式・入学式・入社式など新しい社会がスタートします。
新しい社会に入ると、希望に満ちた心構えと少しの不安が入り混じった何とも言えない心の状況になります。
どのように社会の中で振る舞うか迷う時もあるでしょうし、仕事上の悩みもあるでしょう。
時が経つことで解決することもあるかも知れませんが、まずは自分から一歩踏み出さないと物事が進みません。
是非とも、新社会人の皆さんも自分の足で歩み出すこと、そして、動くことを実行して下さい。

その中で、何か困りごとがあった時は一人で悩まずに先輩や労働組合等に相談してください。
(もちろん連合愛知でも相談はお受けします。)
また、人生経験が長くなってくると、自分の殻を作ってしまうことがあります。
そんな時は勇気を持って殻を打ち破ることが必要です。

労働組合は、社会を構成する一つの組織であります。
生活者・働く者のために存在をしています。
そして、企業内労働組合は経営のパートナーでもあります。
私たちを取り巻く環境は厳しいものがあります。
その中で従来の活動を踏襲するだけでは労働運動の役割を果たすことはできません。

2014年春季生活闘争は、デフレ社会からの脱却、経済成長と整合性のある賃金確保、将来の付加価値を生み出す人への投資、非正規への広がりを求め月例賃金の確保に向けて取り組みました。
労働者保護ルールの改悪阻止を含め、いま、労働運動がすべきことを自らの足で踏みだしていくことを、先輩の作品から改めて心に刻み込みました。





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