2013年の年頭に際して
【2013.01.07】
新春を迎え、2013年が組合員の皆さんにとって実り多い年となることをご祈念いたします。
ところで皆さんは初夢を見られましたか。そして、その内容は覚えていますか。
初夢は1日~2日、または2日~3日にかけて見る夢で、その年の吉凶を占うものとされています。しかしながら、その夢の内容をずっと記憶しているかは、その夢の内容によるのではないでしょうか。
筆者の初夢は、夢の内容は忘れましたが、何と今年の干支である「へび」が登場した記憶があります。干支である「へび」は、悪魔の化身として忌み嫌われる面と、神の使者として崇められる面があると言われています。
また、年末に読んだ「危機の哲学」(著者難波田春夫氏)の中に、涅槃経にある物語「功徳天」と「暗闇天」という一節があります。この物語は、長者の家の門口に一人の女神が現れ、その女神は「功徳天」と言い、人々に幸福をもたらす女神であると言う。長者は喜びその女神を招きいれようとしましたが、その女神は「私には妹がいる一緒に招いて欲しい。」言う。長者は快く承諾したが、妹の女神はふた目と見ることができない醜女であり、その名は「暗闇天」と言い、人々に災いをもたらす神であった。そのために、長者は「功徳天」だけを招きいれようとしましたが、ふたりは別々にはなれないと言い、姉妹連れ立って立ちどこかに去ったという話であります。
物事にはすべてに亘り、裏と表があるように権利を主張すれば必ず義務も生じます。
政権が交代し、自公政権になりました。民主党政権の政策転換を図っていくように感じられますが、今回の選挙結果で得た議席は、大きいものであります。圧倒的な数の力を得ればそれだけの責任が生じます。映画スパイダーマンの伯父さんの名セリフがあります。それは「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」です。そのことを肝に銘じて政権を担当することを強く望んでいます。
また、民主党も党の再生を図り再び政権を担える政党になることを期待するとともに、政権を担当した政党として野党の立場ではありますが、国民の声を政策に反映でいるように頑張っていただきたいと考えます。
私たち、連合は目指すべき社会像である「働くことを軸とする安心社会」築いていきます。この考えは変わるものではありません。今年、一年みなさんと心と力を合わせ連合運動に取り組んでいきます。
ともにがんばりましょう。
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