まだまだ寒い日が続き、朝、布団から出ることがツライのは、私も子供も同じです。毎朝、妻から「早く起きて!」と子ども共々叱られる毎日です。日本海側の農村で、屋根に積もった雪をおろすご年配の方々の苦難がニュースで最近よく報道されます。寒いから起きることがツライなんて言ってられません。お恥ずかしい限りです(苦笑)。
さて、春を待ち遠しく思うこの時期に連合では、非正規労働者や未組織の労働者を中心とした労働相談ダイヤルを毎年実施します。今年は、2月1~3日(水~金)の3日間、全国47都道府県の地方連合会が参加し、労働相談ダイヤルを一斉に実施しました。
労働相談件数としては、リ-マンショック以降、少しずつ落ち着く傾向にありましたが、期間中に愛知県だけで200件を超える相談が寄せられ、その潜在的な労働に関わる「不安や悩みをもっている、困っている」人の多さにあらためて驚きました。
相談の内容は、雇用契約や賃金の関係が多く、次いで解雇問題が・・・特に解雇問題は深刻ですが、労働相談を通じて少しでも相談者にとって、より良き方向に変わっていくことを願っているところです。また、ここ数年、「セクハラ、パワハラ」の相談が増加傾向にあることも見逃せません。少し過敏気味かな?と思われる相談から、これはヒドイ!と思う内容まで様々あります。私が入社した頃、そう、一昔前とは明らかに何かが違う。取り巻く環境?企業・組織に集う人の成り立ち?どうしてこれらの相談が増加の一途を辿る傾向にあるのか、労働相談の取り組みを進める中で考えさせられる昨今です。



意欲的に仕事をすることのできる職場に!

 皆様、この冬はかなり寒く、各地で大雪が降ったり、インフルエンザも大流行したりしていますが、元気にお過ごしでしょうか?
さて、昨年の東日本大震災から10ヶ月ほどが過ぎました。この間日本全体で、家族や地域の絆の大切さがマスコミなどで取り上げられ、人間関係が各所で見直されています。その一方で、職場を中心にした「いじめや嫌がらせ」といったパワハラ(パワーハラスメント)が労働相談にも毎月必ず報告されている状況があります。
パワハラは、人間関係のもつれを背景に悪化する労働環境も相まって多様なケースがあり、改善・解決策が困難な問題ですが、「うつ病」など精神的な病気を発症させる因果関係もあり、本人のみならず共に働く職場の多くの方にも影響を及ぼす大きな社会的問題です。
厚生労働省の円卓会議のワーキンググループ(作業部会)は2012年1月30日に、上司からのいじめだけでなく、同僚や部下からのいじめや嫌がらせも「職場のパワハラ」と定義すべきだとした報告書をまとめ、地位だけでなくITなど専門知識や人間関係などの職場内の優位性を背景に「業務の適正範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりする行為」と定義しています。労働局に寄せられた職場の「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数は、2002年度の約6,600件から、2010年度には約40,000件に急増していることからも、パワハラが多岐に渡っていることを物語っています。
対策として、職場で発生しないよう防止策を講ずることが重要ですし、他のハラスメントと同様に表面に出にくい問題ですが、発生した場合は、解決させるために事実関係を把握し、職場の相談窓口や労働局、労政事務所など公的機関に早期に相談することにあります。
職場のパワハラを根絶させ、すべての働く仲間が協力して意欲的に仕事をすることができる職場が構築された「働くことを軸とする安心社会」の実現ため、一緒に行動しましょう。



成人式おめでとうございます

 新成人の皆さま、大人の仲間入りおめでとうございます。 知っていますか?祝日法によると成人の日とは、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日として制定されており、この日に各市町村などで成人式を開催し、お祝いや激励をすることも少なくありません。私も20数年前に成人式を終えましたが、あの頃は携帯電話も持っている人が少ない頃で、成人式に出る?出ない?式が終わった後の、同窓会の連絡など必死に手紙や自宅の電話で連絡をとりあったなあと懐かしく思います。現代は、携帯電話、PCの普及により連絡を取り合うには、大変便利になりましたよね。ただ便利さ故に起こる失敗も在るともいますので注意しましょう。
話は変わりますが、日本全国で13年連続して、自殺者が3万人を超えています。愛知県内でも、13年続けて自殺者が1500人前後となっています。この数は、2011年交通事故死者が225人で都道府県別のワーストになる愛知県ですが、6.5 倍にもなるのですが、皆さん知っていましたか?政府もその重みを考えて自殺者対策の緊急強化基金を各都道府県に追加交付したようです。ただ、予算をつけるのではなく国として大きな対策を講じていかなければ、いっこうにこの数字が減っていくことはないと思います。 人の命は何よりも代え難く尊いものだと私は思います。何があっても自分で命を絶つことはあってはならないと思います。 身近な家族、友達がそんなことにならないように二十歳を迎えた皆さんが、周りにも目が行き届くそんな大人になってもらえたらなあと考えます。



今年もよろしくお願いします

昨年は日本国民とって、忘れることの出来ない悲しい出来事が起きました。皆さんもご承知の東日本大震災が3月11日に起きました。誰もがこのような災害が起きようとは?と思ったことでしょう。地震、津波、原発被害と3重の苦しみが被災地の方々を襲った災害でした。
それから10か月が経ちました。復興に向けての様々な予算をはじめとする環境整備が整い、ようやくスタートについたばかりであります。復興に向けては被災地だけの問題ではなく、日本全体の経済の立て直しなくして復興は成し遂げられない課題でもあります。欧米経済の低迷や円高、年金、医療や社会保障全般など、私たちを取り巻く情勢は、課題が山積しています。私たち国民は自分自身の問題として考えなければなりません。ひとつひとつの課題は維持をするために負担が求められます。
私たち連合は将来を見据えた改革が必要であると考えています。そのためにも、常に前を見据えて前進しなければ大きな壁は乗り越えることはできないと思います。被災地の復興、日本経済の立て直し、社会保障制度の改革などこの一年、皆さんと共に頑張っていきたいと思います。共に頑張りましょう。





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