連合愛知に派遣され、9月で○2年が経ちます。一言でいえば、あっという間の2年間でした。派遣される前は、連合は上部団体であることは理解していましたが、具体的な活動まではよく理解していませんでした。(春闘時期の3月に栄で行われる春闘1万人総決起集会には毎年参加していましたが。)
連合愛知に係わり、一番苦労?困惑?したのが、やはり活動領域が多岐にわたることでした。政策・制度の実現にむけた取組みやその実現にむけた政治活動、文化・福祉活動、メーデーや国際連帯などの国民運動などなど。どれも連合として取り組んでいく活動領域であることは、この2年間で理解できました。ただ、あまりの活動領域の多さに、連合の行う活動がイメージしにくくなっているのではないかとも思うようになりました。
現在連合として、「誰もが働くことを通じて社会に参加でき、相互に支え合い、自己実現に挑戦できるためのセーフティーネットが組み込まれた活力あふれる持続可能な社会」への変革を求め「働くことを軸とする安心社会」を提起し、その実現にむけて取組みを行っています。
この取組みの実現にむけては、連合に係わる組織のみならず、行政・経済団体、NPOなど様々な団体の皆様・個人の皆様と対話や意見交換、共同行動を通じ、社会全体に広く浸透を図っていくことが重要であると思っています。具体的には、8月25日に開催する連合愛知「働くことを軸とする安心社会」タウンミーティングであります。多くの方にご参加いただき、少しでも連合愛知の取組みを理解していただく機会であると考え、開催いたします。
今後については、連合愛知の活動をわかりやすくお伝えし、多くの方々と対話・意見交換を行い、「働くことを軸とする安心社会」の実現につながればと思っています。今回のブログは、ちょっと抽象的な内容になってしまいましたが、引き続き頑張っていきたいと思っています。



 全国各地で中学生、高校生に関する事件が起こり報道されるたびに私は、何でこんなことになっているのだろうと悲しく思えてきます。「いじめ」「自殺」「ドラッグ」私たちがその年代だった時には、ほとんど聞いたことのなかった言葉が毎日飛び交っています。
そんな中、息子が通っている高校で少々外見が乱れている生徒と話をする機会がありました。将来の自分の仕事について真剣に悩んでいたり、自分が親になった時の不安をもっていたり、ごく普通の悩みをもっていて少し安心しました。ただ、そのようなことを誰に話したらいいのか分からず、自分のブログやネットに書き込み、答えを求めているようでした。

先日ネットで今時の高校生の仕事、将来への夢、社会への不安などについてアンケートがとられ、そのデータが発表されていたので、その一部を皆さんにもご紹介します。

Q将来どんな職業に就きたいか(上位3位)
1位 公務員 20% 2位 大企業の社員 19% 3位 介護・保育・看護師 11%
公務員、大企業の社員というように、安定志向が極めて強いことを示す結果となっているように思います。
家庭で、自分の子どもさんと将来の仕事について話をしたことはありますか?
どんな仕事に就きたいか、給料はどれくらい欲しいのか、休みはたくさん欲しいのかなど家族で一度話し合ってみてはどうですか?子どもたちは、話し相手を探していると思います。

Q「日本の将来について」と「今、不安に思っている事」(上位10位)
1位 自分の就職 2位 大学受験 3位 将来のお金 4位 恋愛 5位 結婚
6位 国の景気 7位 容姿 8位 友人関係 9位 自分の精神状態 10位 年金 
「自分の就職」に対して多くの人が不安に思っており、第3位以降にも「将来のお金」「結婚できるか」「日本の景気」など、自分の将来の生活を不安視する回答が上位を占めています。また、「年金がもらえるか」など、先々までの不安を抱いているのが分かります。

私たち親は、そんな現代社会の問題や子どもたちの不安にどう答えてゆくのでしょうか?
「いじめ」「自殺」「エネルギー」「年金」さまざまな問題が、今の日本にはあります。将来の世代に課題を残さず、子どもたちが安心して暮らせる日本をつくるために「今、何ができるのか」私たちは真剣に考えなければならないと思います。家庭の中で、子どもの将来の話、国の将来のことについて、ゆっくり話をする機会をもってみてはどうでしょうか?





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