職場のメンタルヘルスを
【2011.09.26】
毎日の暮らしの中で、私たちはいろいろなストレスを感じながら生活しています。人によってもストレスの感じ方が違います。特に職場においては、仕事に関することや人間関係で悩むことが多くあったりします。ストレスがあまりに強かったり長期にわたって続いたりすると、心身が悲鳴をあげて、さまざまな症状となってあらわれてきます。近年、こういった症状の労働者が急増するなか、「職場のメンタルヘルス対策」は、健康に働き続けるためには不可欠なものとなっています。心の健康問題は本人が休みがちになるまで気づかないことが多く、結果として長期休職になってしまうことがあります。復帰しても再発するケースもあり、長期化する場合にはそのまま退職に追い込まれることもあります。早期発見、早期対策、早期治療が如何に重要であるかは想像に難くありません。厚生労働省も、「メンタルヘルス指針」を改正しながら対策を取ってきており、セクシュアル・ハラスメントやパワー・ハラスメントなどハラスメントによる精神障害も業務上と判断されるようになりましたが、現実は職場が真剣に取り組み、改善されない限りなくならないと思います。 労働組合としても、組合員の働く権利を守る重要な課題として取り組む必要があります。連合愛知は9月上旬、愛知県医師会との懇談会で「職場のメンタルヘルス対策」について、意見交換を行いました。専門家からの説明やアドバイスを今後の取り組みに活かしていきます。企業には真剣に取り組む責務がありますが、労働組合は組合員に寄り添い、ワークライフバランスの観点からも更なる取り組みを進めていくことが重要です。
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