謹賀新年

飛躍の年に

 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、良い年を迎えられたことと心よりお喜び申し上げます。
さて、昨年一年は、一昨年のリーマンショックの煽りを受けながら、立ち直るために努力を重ねた年でもありました。アジア圏の景気を受けながら、少しずつ国内景気は回復傾向も見られますが、まだまだ課題の多き状況です。企業収益も大手企業を中心に、回復傾向も見受けられますが、中小企業の回復傾向は未だ見られず、厳しい状況が続いています。

こうした経済状況が新卒者の就職環境をなお一層厳しいものとしています。先日、経営者団体の皆さんとの意見交換の中で、経営者団体としても心痛の思いと経済の先行き不透明感が厳しいだけに、新規採用を抑えざるをえない点や中小企業の中には、優秀な人材が来てもらえない悩みを抱えています。中小であっても海外との関係は無視できず、積極的に海外に人材を投入しなければならない。しかし、最近日本の若者は、海外まで足を延ばして働くことを拒む人が多いと嘆いていました。日本の産業構造も大きく変化しつつあります。働き方も併せて変わっていきます。わたくしたちはその動きや変化についていけてないのでしょうか?

今年の干支はウサギです。有名な「ウサギとカメ」「いなばの白ウサギ」の童話では悪者的役割ですが、本来足が速く(スピード感があり)跳躍力があり(ばねを持ち)耳が大きい(情報力がある)動物だと思います。わたくしたちも先行きの不透明感はありますが、ウサギの利点に見習い、飛躍する年にしたいものです。皆様方のご活躍をご祈念いたします。ともに頑張りましょう。





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