森と水
【2010.10.25】
今、愛知県名古屋市を中心にCOP10が開催されています。生物多様性の問題など、多岐にわたり議論がされることでしょう。ここ数年、地球温暖化問題が私たちの生活に環境変化をもたらしています。真夏日(25度超)が長く続く、最高気温40度を記録する、集中豪雨などによって各地で土砂災害が多発するなどなど・・・。地球環境の変化が私たちの生活環境にも大きな変化を与えています。
先日、テレビ放映で「日本には、なぜ四季があるのか?」「私たち日本人は、四季のすばらしさをどこまで感じているのか?」などを中心に見る機会がありました。「偏西風が、ヒマラヤ山脈にぶつかって二方向に分かれ、日本の上空を通過することで日本には四季がはっきりする季節があり、私たちは四季折々の変化を味わうことができる(端的にいえば)」というような内容でした。ヒマラヤ山脈がなければ、日本に四季は存在しないかもしれません・・・。しかし、その四季のおかげで、日本には、世界でも有数の森林があります。「豊かな森」は、おいしい水を生み出します。
最近、北海道などで、海外資本がその「豊かな森」を買う動きがあるという話題を聞きました。森林にはすばらしい木材が、そしてその地下には豊かな水があります。海外投資家はそんなすばらしい「豊かな森」に目を向けています。逆に私たち日本がそのことを忘れていないでしょうか。COP10が開催されている今、改めて日本の自然、「豊かな森」を見つめなおしてみたいものです。
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