現在、政府主導で進められている「地域主権」。これまで国中心に組み立てられていた権限を地域に移譲しようというものですが、首長により評価は分かれているようです。私たちが住んでいる愛知県は、これまでのように国中心に進めていくべきか、地域主体で進めていくべきか、どちらが県民にとって良い選択なのでしょうか?


愛知県は、「モノづくり」の県として、リーマンショック前は他地域に比べ景気が良いということで特集が組まれるぐらいの地域であり、また、あまり目立ちませんが有数の農業県でもあります。県内には有数の港と空港を擁すなど、貿易の面からも至便な地でもあります。しかし、現状を見れば残念ながら、それらの地の利が十分に活かされていないように感じます。かつての愛知県の活況は民間企業のがんばりで支えられているものでした。故に、企業業績が厳しい状況となった今、他県に比べてより一層厳しい状況となっているのでしょう。また、好況期においても愛知県内の地域によっては、大変厳しい地域もあったことも事実です。


今後、景気動向は徐々に回復に向かっていくと考えられますが、これからが「愛知県」が真に豊かな地域になれるかなれないかの重要な時期なのではないでしょうか。「活力ある愛知県」、来年は愛知県知事選挙と統一地方選が行われます。県を力強く引っ張っていく、リーダーシップを発揮できる人材が望まれます。





ページの先頭へ戻る