民主党政権に代わって早くも1か月以上経ちます。来年度予算の動きなど、マニフェストに基づき今までの政治を変えようとしていますが、変えることはそう簡単ではないようです。これまでとは「変えること」を期待されて発足した政権ですから、1つの物事を進めることだけでも簡単ではないと思いますが、あきらめずに取り組んでほしいものです。

さて、他の組織について云々するより、まず、自分たちがどうかということに目を向けたいと思います。私たち労働組合も全国では組織率が21%を切り(愛知は21.7%)、多くの労働組合では「変わらなくては!」という声や方針を見聞きすることが多くあります(連合本部も含めて)。しかし、なかなか変わることができないというのが多くの労働組合の実態のようです。日本人は保守的と言われ、本来、変わることを望まない民族だと思います。だからこそこれまで自民党が長く政権を取り続けてきたのだと考えます。しかし、時代は少なからず変化し続けるものです。かつて、21世紀に無くなるものの一つとして「労働組合」が挙げられていました。労働組合も変わらなければ、労働者から必要とされなくなるでしょう。


「チェンジ!」は、決して簡単なことではありません。しかし、組織が存続し、発展することが目的なのであれば「チェンジ!」という言葉だけに踊らされることなく、各組織が十分な論議を行い、「何を変え」「何を変えないのか」を明確にした上で、時代の変化への対応をしていく必要があるのではないでしょうか。





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