連合愛知は、2009年に結成20周年を迎える。連合愛知結成以前の労働組合は、旧労働三団体、さらには官公と民間に分かれてそれぞれの活動をしており、そういった労働組合がひとつになるということは、実に画期的なことであった。 当初は、労働三団体が進めてきた運動を連合愛知が受け継ぐところからスタートした。そして、取り組みを一つひとつ積み上げることで、活動の礎をつくってきた。特に、政治・政策実現の取り組みは、結成10年目となる1999年に民主党を基軸とした政治方針が確立したことで、組織が一体となった取り組みが展開できるようになり、大きな成果を上げてきた。



私は、9月末をもって連合愛知での専従を終了し、退任させていただく。この6年間の一番の想い出は、2005年に開催された「愛・地球博」である。 労働組合として世界で初めて、主催者の立場で万国博覧会に参加した。多くの方々の尽力を得て運営を成功させるとともに、連合の社会的評価も高めることができた。最も記憶に残っているのは、構成組織が運営スタッフを分担し、来場者に様々なワークショップイベントを提供した「れ・あ・ろ ファミリースクール」である。楽しみながら学ぶ機会を来場者に提供できただけでなく、構成組織の運営協力により、組織全体の力を結集した取り組みとすることができたからである。 あの時のように、それぞれの構成組織の持ち味を活かし、力を合わせていくことができれば、20周年を迎える連合愛知がさらに組織としての力を高め、飛躍していくことができると確信している。



8月28日から29日にかけて発生した「豪雨」により、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。 連合愛知も「災害対策マニュアル」に基づき情報収集にあたっているところです。被害の大きかった岡崎市では、家屋の床上浸水620戸、床下浸水707戸、また、三河中地域協議会加盟組合では3事業所が浸水によって一時操業停止を余儀なくされています。全労済愛知県本部によれば、組合員のみなさんの床上浸水による被害状況は、愛知県全体で500戸程度と予測されております。 一日も早く元に戻れますよう祈念するとともに、関係行政に対しては、改めて災害に強い街づくりを求めていきたいと思います。


さて、昨日突然の首相の辞任、「またか」と誰もが思われたことと思います。日本の景気に陰りが見え始めたばかりか、原油・原材料価格の高騰など国民生活に影響が出ており、何もしない政府に対し国民の怒りが噴出している最中の出来事に、国民の目線での政治体制を一日も早く作らなくてはとの思いがますます強まっています。





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